2010/04/17

日系の農家さん見学①(圃場編)

先日、イグアスの滝で有名なイグアスに居る日系の農家さんを訪ねました。

以前から参考になるだろうと、一度は行こうと考えていました。

イグアスの日系移住地に到着すると、さっそく日本語の看板を発見しました。さらに神社の鳥居のようなものもあり、日本に帰ってきた気分です。



今回見学させていただいた農家さんは、主にレタスとキャベツを年中首都に出荷しています。野菜の栽培が難しいと言われるパラグアイでも年中出荷しているのは驚きです。

さっそく畑に行くと、そこには広大なキャベツ&レタス畑が広がっています!さすがはパラグアイ、桁が違います…


一面のレタス畑に、思わず「薬は何を使っているんですか?」と聞くと、

「そう言えば何もしてないね」と返事が返ってきました。

驚きです。常識では考えられませんが、一面のレタス畑、農薬や殺虫剤を使わずとも立派に育っています。

ご主人は「土が出来てきたと」と一言。パラグアイでは日本の常識で物事を見てはいけません。


畑の中には散水用のパイプが設置されていて、一日一回たっぷりと水やりをしているそうです。一番興味があったのは夏場のレタス栽培。高温対策はどのようにしているのか聞いてみました。

彼曰く、夏の暑い日は日中、最も気温が高い時に、大量に水を浴びせると良いと言う事。中途半端は腐るけど、たっぷりビショビショになるくらい水をあげるそうです。この事でレタスを冷やすそうです。

常識とは違いすぎて理解できません…

畑の土は固く、野菜の根に影響は無いの疑問でしたが、野菜の育ちからして影響は無いようです。苗はかなり大きくしてから定植していました。その方が根を張るエネルギーを持っているのでしょうか?


別の畑にトマトを栽培していると言う事で見せて頂きました。広さは1a程でしたが、定植して間もないトマトが生き生きとしています。


実はこの畑、トマトの連作をしているそうです。驚いてばかりですが、本当に驚きます。毎作トマトを定植する部分だけ耕し、定植後は山の落ち葉でマルチをします。それ以外の部分(通路など)にはワラや枯れ草などの有機物が10cm以上の層をなしていました。畑の土は見えません。やはりこれぐらいしてちょうど良いのかもしれません。ここ3週間ずっと雨無しですが、一回しか水をあげていないそうです。


話を聞くにつれ、少しづつ自信が湧いてきました。パラグアイでもしっかり野菜を作っている人がいる。本当に勉強になりました。

2010/04/13

枯れ草マルチ

最近のトマトの様子です。


一部の株を除いて、なかなか順調に育っています。

最近のこの天気にもかかわらず…

逆に雨が少ないからこそ、自分で水を求めて根を伸ばしているのかもしれませんね。パラグアイではトマトが一年中路地で栽培できると言われています。その理由の一つに、太陽の光の強さ(Lux)があります。パラグアイでは時として植物が耐えきれないほど強い日差しが降り注ぎます。それ以外の時でも、野菜が光合成を行うに充分な日射しです。さらにこの光の強さは年間通してあまり変化が無いようです。気温も下がらず、日差しも十分と言う事で、トマトにとっては良いの環境なのかもしれません。ただ、夏の過剰な日射しと急激な雨、さらにコンクリートのような硬い土は少々問題のようです。


さて今日は以前立てておいた畝に雑草の枯れ草マルチを施しました。


マルチングまパラグアイのような環境ではとても重要で、保湿の効果の他、気温の上昇を防ぐ役目もあります。また土中の有機物の消耗が激しいパラグアイ、有機物補給の意味でもマルチングは外せません。

今回マルチを施した畝は、二年間の活動期間中、ずっと耕さずに野菜を作ろうと思っています。その理由として、

①土中の有機物分解が激しい=耕すことで有機物分解速度をさらに速めてしまう為(植物や土壌動物達にとってちょうど良いペースで分解してもらう。何しろこの気温。土中の生物の数も半端じゃないと思います。)

②トラクターなどの大型機械が無く、手作業で耕すのは面倒くさいと言うか、不効率。

③経済的に、毎回耕して堆肥を投入し、耕運し…。それよりは経済的だと思う。

今回雑草を刈って利用した理由は、簡単です。他の資材が無く、草は腐るほどあるからです…

裸の畝だった為、はじめに森の腐葉土を薄く播いてからマルチをしました。森の落ち葉には放線菌を始め多くの生物がいて、それぞれ有機物分解の過程で大きな役割を担っています。今回は畑に引っ越してもらい、畝を住みかに活動してもらいます。

二年後帰る時、どんな姿になっているのかが楽しみです。

2010/04/10

パラグアイ式堆肥作り

今日は朝からバケツを片手に、近くの小川に水汲みに行きました。と言うのも、現在井戸の工事中で野菜の苗などにあげる水がありません。しかし水やりをサボるわけにもいきません。

大変です… 水は大切です。


今日はある農家さんに教わった、パラグアイ式の堆肥作りをしました。やはり畑の状態から、土中の有機物が不足していて、土はコンクリートのように硬いので、堆肥などを補ってみようと思います。

①まずは直径2m程の円形に土を20cm程掘ります。


②一番下には木の枝など粗大な有機物を敷きます。


③その上に、雑草や野菜くずなど+土を交互に重ねていきます。農家さん曰く、有機物はなんでも良いんだそうです。確かにこの気候ならどんな有機物でもすぐに土に還りそうな気がします。だからこそ土中の有機物が不足しがちなんですかね?


この作業は水分を足しながら進めるべきなんですが、あいにく今日も水が無いので、作業は中断。また別の日に改めて完成させたいと思います。

2010/04/09

トマトの蕾

本日も快晴。

先日定植したトマトが花のつぼみを付けていました。(写真がもの凄く分かりにくいですが、中央にあります)


色んな困難(笑)を乗り越えてきた苗達ですが、ようやく花が咲きそうで、なんだか嬉しいです。

今日はそのトマトを支える支柱の切り出し作業をしました。ジャングルのような森に同僚と共に入り、トマトの支柱に使えそうな枝を探しました。

日本では当たり前のように買っていた支柱。パラグアイでは支柱を作ると言う作業が必要になりますが、材料はなんでも森にあります。本当に豊かです。

それにしても本当に雨が降りません。

おまけに今日は井戸の工事中で、水が畑に来ません。

野菜たちは枯れかけです。

明日の早朝は200m程離れた小川まで水を汲みに行かないといけません。


以前、パラグアイでは灌水装置が無いと野菜が作れないと聞いた事がありました。この気候なら納得です…しかしパラグアイで野菜を作るのは本当に大変なんでしょうか?灌水設備?なんか無理している気がして納得いきません。なにしろ灌水設備を整えるのにはかなりの予算を必要とします。普通の農家にはとてもできない事です。パラグアイの一般的な農家さんが出来ない方法で野菜を作って良いのでしょうか?少し迷います。

2010/04/07

三角ホー製作

本日快晴。

ここ2週間ほど、全く雨なしです。

畑の土はコンクリートのように硬くなり、

野菜達の悲鳴が聞こえてきそうな気がします。

このような気候、絶対に常識的な農法では通用しないと確信します。



 パラグアイに来てから、ずっと作ろうと思っていたものがあります。それは三角ホーです。日本では毎日のように使っていたものです。とても便利なんですが、パラグアイではその姿を見た事がありません。

ここではどんな作業でも大きな鍬(くわ)を使っていますが、これがめちゃくちゃ重い!鍬の柄の部分は人の腕ぐらいの太さです!パラグアイの人々の体力には驚かされます。

この鍬は日本人である僕にとって少々使いにくいので、日本の三角ホーをまねて自作の鍬を作ってみる事にしました。たまたまホームステイ先の家が、仕事で溶接など鉄を扱う仕事をしているので、無理言って手伝ってもらいました。

こちらが完成品。(先端部分だけです)


我ながら、なかなかの出来だと思います。

2010/04/04

ナスの種とり。

本日快晴。

ここ10日程、真っ青な空以外見ていません。


トマトがうまくいかずに落ち込んでいた時、思いきって小さい苗のまま畑に定植した株があります。現在の様子です。

なかなか順調です。

やはり何らかの原因でポットの中では息苦しかったようです。人間側の都合や主観的な見方によって栽培される野菜。本当に野菜が望む事は分かりません。トマトはあまり可愛がりすぎるといじけちゃうみたいですね…


さて今日は、先日農家さんから頂いた米ナスの種とりをしました。


頂いた時、すでに種が出来ていましたが、完熟させる為にしばらく寝かせてありました。

①ナイフでヘタを切り落とし、縦半分に切ります。(中にはたくさんの種が詰まっています)



②水の中で種をかき出し、洗いながら不純物や未熟な種を取り除きます。



③最後に新聞の上に広げて乾燥させます。


この種を播くのが楽しみです!




Hoy está muy despejado,y más o menos hace 10 días miré sólo el cielo azul.

Antes cuando estaba nervioso por el fracaso del tomate,transplanté algunas plantitas de los tomate.Ahora están aceptable.Después de todo no le pudó respirar por cualquier situaciones que yo no sé.Las verduras que se plantan personal por humana,no podemos saber qué le gusta o qué se necesita.Especialmente para tomate no necesita mimar.

Bueno,hoy por la tarde coseché las semillas de la berenjena que antes una granja me dio.Cuando me lo dio,ya tenía la semilla,pero dormía a la para bien maduro.

1.Primero cortar la cáliz y cirtar la fruta a lo largo.
2.sacar las semillas y lavarlas con elegir bien.
3.ponerlas en diario o algo del papel para secar bien.

!Ahora estoy deseando sembrarlas¡