2010/07/14

昨日、一昨日と大雨が降りました。その前までは半袖で過ごすほどの陽気でした。そして雨の後、今日は一日中寒い日でした。明日の朝には霜が降りる予報です。でもこんな天気にも慣れました。

パラグアイって寒いんですね。

さて畑では手作りのハウスが完成しつつあります。トマトは相変わらず暴れていますが、明日の霜で枯れてし
まうのでしょうか!?

最近は週に二日ほどは農家さんを巡回しています。何もかも手探りの状態ですが、農家さんとの会話から、野菜に対する見方が少しづつ分かってきました。

巡回している農家さん達には、大きく分けて3つのタイプの人がいます。

①大きめの菜園を作っていて、食べているし売っている。
②家庭菜園規模で野菜を作っていて、出来た分を食べる。
③家庭菜園に興味はあるが、まだ何もしていない。

作っている人は元々野菜に興味があったり、健康面を考えていたりと様々ですが、野菜の種を自分で買ったり、牛糞を畑にまいて土を準備したりと積極的です。

一方の菜園を持っていない人達は、野菜に興味が無かったり、家にニワトリなどの小動物がいて、野菜を食べられるからやらないなど、理由は様々です。

課題としてはやはり、「野菜を作る」と言う事を伝える事だと思います。しかし生活に元々定着していない物なので、知ってもらうだけでも時間がかかるものです。

2010/07/11

半年

パラグアイに来てから半年以上が経過しました。

毎日思う事なので言いたくありませんが、
事実かもしれないので言います。
「時間が過ぎるのは本当に早い」
過ぎた分だけその時間を回想し、
焦りを感じるなら何かがズレていて、
逆に過去に経験してきた事が、
今に繋がっていると感じるなら、
それは今を楽しんでいる証拠なんでしょう。

人は時間が過ぎるたびに過去を思い出そうとします。
自分はまさに今、そんな心境に居ます。
日本を飛び立つ前は、協力隊、パラグアイ、
そして自分の未来に対して何を考えていたのか、
そんな事を良く思い出します。

明らかな事実として、パラグアイに対する印象は
以前とは変わりました。そして分かった事があります。

それは、パラグアイは貧しい国ではないと言う事です。
つまり食べれないのではなく、食べ物はどこにでもあると言う事、
そして人々はどの国よりも温和であると言う事、です。

貧しさの物差しって何が基なんでしょうか?考えました。
そして「自分が貧乏だと思う人が作った」と答えが出ました。
パラグアイで自分が貧乏で可愛そうと思っている人は何人でしょう?
おそらく日本より少ないでしょう。
どんなに倒れそうな家のオヤジでも、自分の畑や女の話をします。
それは貧しさに溢れた話ではありません。そして毎日、
「トランキーロ(ゆっくり)」と連呼します。

こんなに豊かな国は他に無いでしょう。