2010/04/13

枯れ草マルチ

最近のトマトの様子です。


一部の株を除いて、なかなか順調に育っています。

最近のこの天気にもかかわらず…

逆に雨が少ないからこそ、自分で水を求めて根を伸ばしているのかもしれませんね。パラグアイではトマトが一年中路地で栽培できると言われています。その理由の一つに、太陽の光の強さ(Lux)があります。パラグアイでは時として植物が耐えきれないほど強い日差しが降り注ぎます。それ以外の時でも、野菜が光合成を行うに充分な日射しです。さらにこの光の強さは年間通してあまり変化が無いようです。気温も下がらず、日差しも十分と言う事で、トマトにとっては良いの環境なのかもしれません。ただ、夏の過剰な日射しと急激な雨、さらにコンクリートのような硬い土は少々問題のようです。


さて今日は以前立てておいた畝に雑草の枯れ草マルチを施しました。


マルチングまパラグアイのような環境ではとても重要で、保湿の効果の他、気温の上昇を防ぐ役目もあります。また土中の有機物の消耗が激しいパラグアイ、有機物補給の意味でもマルチングは外せません。

今回マルチを施した畝は、二年間の活動期間中、ずっと耕さずに野菜を作ろうと思っています。その理由として、

①土中の有機物分解が激しい=耕すことで有機物分解速度をさらに速めてしまう為(植物や土壌動物達にとってちょうど良いペースで分解してもらう。何しろこの気温。土中の生物の数も半端じゃないと思います。)

②トラクターなどの大型機械が無く、手作業で耕すのは面倒くさいと言うか、不効率。

③経済的に、毎回耕して堆肥を投入し、耕運し…。それよりは経済的だと思う。

今回雑草を刈って利用した理由は、簡単です。他の資材が無く、草は腐るほどあるからです…

裸の畝だった為、はじめに森の腐葉土を薄く播いてからマルチをしました。森の落ち葉には放線菌を始め多くの生物がいて、それぞれ有機物分解の過程で大きな役割を担っています。今回は畑に引っ越してもらい、畝を住みかに活動してもらいます。

二年後帰る時、どんな姿になっているのかが楽しみです。

1 件のコメント:

自給自足life さんのコメント...

有機物マルチ、いい方法ですね。

さらに、有機物マルチのにするための草を通路等に植えておくとなおいいかも知れません。

それには、強い植物ニーム、レモングラスといった有用ハーブ類で草マルチ資材にしてもいいかもしれません。

いろいろな工夫楽しみです。