2010/02/23

トマト①

本日、午後から雨で道が川になりました。
そんな景色にも慣れてきた今日この頃。

たまに見える青空は日本では経験できないほどきれいです。


現在自分が所属(?)しているマジョール・オターニョ農協では、主にマテ茶の原料となるお茶の葉や、マテ茶に混ぜるミント、そしてオレンジなどが主な収入源になっています。しかし秋の収穫期以外、ほとんど農協は機能しておらず、農閑期にも何か換金作物が作れないものかと考え、現在トマトの栽培が検討されています。

しかし40℃を超す気温の為、工夫なくして野菜の栽培は難しく、さらに元々野菜をあまり食べない文化の為、野菜栽培の経験や技術に乏しいのです。逆に考えるとここの土地は野菜を栽培するのに適していないのかもしれません。しかしそんなことは言ってられません…

農協の会員の中に、トマトを少し作っている方がいると聞き、さっそく見に行ってきました。なかなかの出来栄えで現在収穫を行っているとの事。(トマト全体の写真を撮り忘れました…)

しかし客観的に観察する上で、課題だと思われる点がいくつか見えてきました。

①株と株の間隔が狭く、トマトの木が徒長気味。


②パラグアイの気候下では日中、土表面の温度が70℃近くになることもあるが、なんの遮光もしていない。このため根元が焼けている株もありました。有機物マルチなどが効果を発揮しそうです。

③強い光を好むトマトですが、パラグアイでは太陽の光が強すぎてトマトの許容範囲を超えています。しかし上層部もやはり遮光はしておらず、特に日光が一番強く当たる個所では、ほとんどトマトの成長が止まっていました。

課題はいつでも湧いてきますが、どのように改善していくのか考え行動していかなくてはいけません。さっそく農協の裏地に畑を開墾し、トマトを作ってみることにしました。

畑を開墾とは、簡単にできるものではありません…まさに開墾です。現在も続行中。



次回種まきの様子を書きたいと思います。

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