2010/03/06

フェリア(朝市)の見学

しばらく何らかの影響でインターネットが繋がらず、久々の投稿となりました。

さて畑では作業が着々と進み、遮光シートも張り終わりました。


さらにトマトの鉢上げも終わりました。


遮光シートの下では先日播種したホウレンソウが元気よく発芽しています。


今日は近くの町(と言っても車で3時間ほどはかかります…)で毎週金曜日に開催されているフェリアと呼ばれる朝市の見学に行ってきました。この朝市は農協の会員達が中心となって、定期的に自身が作った作物を販売するというもの。いわゆる直売所のようなものです。主に女性の姿が目立ちました。女性の方がコツコツ稼ぐのが好きなようです。

パラグアイでは小農と言われる農家でも20ha程の畑を所有しています。日本とは規模が違います。そんなパラグアイの男はでっかく仕事をするのが好きなようです。今日見学した朝市は規模は小さく、品物は主に家庭菜園などで作ったものが主でした。

マンジョーカです。


豚です。


野菜です。


野菜は想像以上に少なく、今の時期はやはり作るのが難しいのかも知れません。どの農家でも野菜をメインで作る事は無く、主にダイズ、コムギ、トウモロコシなどの穀物が主体です。

本日見学して思ったのは、農村では野菜は想像以上に認識が薄く、あれば食べる程度だと言う事。普及させるには、健康面や食の面から興味を持ってもらわないと難しいでしょう。それでも可能性としてはやりがいがあってこれからが面白そうです。きっと20年後、野菜はもっと普及している事でしょう。そして家庭菜園は非常に魅力的です。まずは個人が野菜に興味を持ち、作って食べる事からがスタートだと思います。そしてたくさん作りすぎたら売る。このサイクルはおもしろい。


見学から帰ってくると、トマトがハムシにやられていました。病気が入っている株もあります…非常にショックです。

しかし最初からうまくいくはずもありませんね。同僚は言いました。「パラグアイは暑いから何度でも播きなおせる。」とても心強い言葉です。自分の浅い知識と技術ではできる事が限られます。逆に言えば今やっている事全ては勉強です。こうなったら色々(直播き?自家採種?)と試してみようと思いました。行動した分だけ学べる事もありそうです。

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