2010/03/30

久々の首都

最近疲れ気味の体と心を癒すため、久々に首都アスンシオンを訪れました。

久しぶりでテンションも上がっていましたが、行く途中に雨で道が通れなくなり、やむなく車上で一晩を明かす事になりました。なかなか眠れず外に出ると、近くのバーで運転手たちと地元の人達がのんでいました。なるほど、どうしようもない時は笑って飲むしかないんですね。良い意味で勉強になります。

結局約一日かけてアスンシオンに到着。他のボランティアと合流し、また飲みました。

次の日、首都でしかできない用事を済ませ、この日はシニアボランティアの方の家で日本食を作りました。野菜の煮物や野菜スープ。最高に幸せでした。やっぱり適度なリフレッシュ、大事ですね。

帰りは約半日かけて帰ってきました。久々の畑、同僚に的確に水やりの仕方が伝わってなかったようで、少し野菜たちが枯れかけていました。

暑いパラグアイ、自分が居ないと野菜が枯れる。こんな活動では全く意味が無いような気がしました。現地の人達がやる気になって野菜を作る方向に事が進まない限り、二年間の労働で終わってしまいます。それでも確かに意味はあって有意義な事かもしれません。しかし本当にパラグアイの人達の生活に溶け込み、ずっと残り続けるような家庭菜園、野菜栽培が本物だと思います。目の前の現状に囚われていては落ち込むだけです。きっと何か解決策があって、パラグアイの人達とうまく意思の疎通を測り、彼らが自主的に野菜栽培に打ち込むストライクゾーンがあると思います。事柄は野菜栽培。でも人とやっていく事、それが今の僕のもう一つのテーマです。

3 件のコメント:

自給自足life さんのコメント...

久々の日本食に、休暇リフレッシュできてよかったですね。

パラグアイ人の性格と気候は密接な関係があると思います。

聖がいうように、「彼らが自主的に野菜栽培に打ち込むストライクゾーンがあると思います。」だと私も思います。

ヒントは、パラグアイ人の性格・人柄・好みを活かしたパラグアイに合った栽培法です。

つまり、
1)パラグアイ人が野菜栽培をしたくなるようなポイントや魅力を伝えること。
例…健康・現金収入・肉料理に相性良い野菜など何かあるはずです。

2)パラグアイの気候風土に合った、シンプルで簡単な栽培法
例…マテ茶と混植、水やりや大雨でもやられない、森林の日陰で作れる混植、育てやすい野菜(ネギやトマトなど直蒔きでできるもの)

個人的には、果樹やマテ茶などの間で複合的に育てられる野菜栽培。
耕さない方が、パラグアイには向いていると思います。

いかがでしょうか?

田舎人 さんのコメント...

自給自足Lifeさんコメントありがとうございます。

本当に貴重な意見です!!

日本とは野菜に対する見方が本当に違っていて、今はパラグアイでも健康ブームがあり、少々野菜が食べられていますが、それは首都のみ。しかも(流行)の色が強く、流行のまま終わらせない事が大事なんだと思います。

まずは今まで自分が経験した野菜の素晴らしさを自分なりに伝える事からだと思っています。栽培方法に関しては正直自分が色々言えるほどの経験や技術を持っているわけではなくいので、どんな伝え方をしたら良いのか分かりません。ただ、パラグアイで野菜を上手に栽培している人たちを巻き込み、先生になってもらうのも一つの手かなと思います。

なんでもまずは兆戦ですね!

自給自足life さんのコメント...

そうだね。
先人の知恵を借り、魅力を伝える。

40℃を超す大地では、単一栽培は難しいと思います。

背の高い果樹などの木陰の利用や
作物の混植、
そして養鶏との組み合わせなど
複合農業がやりやすさと、収入面でもよいのではと感じています。